うみからだいち

【写真でみる】おだわら環境志民フォーラム その3

2011.11.20 14:10 by 管理人

さかなラボクルーの篠澤です!
おだわらの森の再生、
そしてブリを呼び戻すための活動を報告するイベント、
おだわら環境志民フォーラムにいってきました(その3)

公式サイトはこちら
USTREAMの中継はこちらのチャンネルから

その1その2からの続きです
2日目のプログラムも盛りだくさんです。

8:30 会場
9:00 開会
9:05 「小田原の環境変化と課題」鈴木博晶
9:20 「ブリの森づくりプロジェクト」川島範子
9:30 「報徳の森プロジェクト」 近藤増尾
9:40 まとめ 「これからの環境(エコ)シティの取組」 鈴木博晶
10:00 パネルディスカッション2 「小田原の豊かな海のために」コーディネータ 野中ともよ
パネリスト 高橋征人 武井正 上田勝彦 石戸谷博覧 篠本幸彦 加藤憲一
12:00  休憩
13:00  基調講演「森林の変遷とその機能〜森・川・里・海のつながり〜」
14:00 パネルディスカッション3 「小田原の森の再生と暮らし」
コーディネータ 太田猛彦
パネリスト 神山洋介 辻村百樹 近藤増男 永井壯茂 田中 克 杉山精一
15:50 閉会

では、当日の様子をご紹介します。

9:00 環境(エコ)シティ活動プレゼン

小田原で行われているいくつかのプロジェクトについての紹介です。
フォーラムの副題にもなっている、ブリに関連したブリ森プロジェクトや
報徳の森プロジェクトについてプレゼンがありました



ブリ森プロジェクト



報徳の森プロジェクト




小田原での活動まとめ。これからのエコシティ




10:00 パネルディスカッション2 「小田原の豊かな海のために」
コーディネータ 野中ともよ
パネリスト 高橋征人 武井正 上田勝彦 石戸谷博覧 篠本幸彦 加藤憲一

RIMG1887.JPG


「もっと魚の立場にたって考えてみましょうよ!」とパネリストに語りかける
コーディネーターの野中さん。
今日のパネルディスカッションも白熱しています。

高橋さんの「森は海の恋人だとすれば、海に恋文を届けるのは誰か??それは川だろう。」という言葉や、

加藤市長の「水源域と使用者をつなげる、という試みも重要になってきている」
という言葉が印象に残りました。


RIMG1886.JPG


13:00  基調講演「森林の変遷とその機能〜森・川・里・海のつながり〜」

東京大学の太田先生の講演は、里山や森の機能の変遷についてでした。
江戸自体から歴史をふまえると、
全く違った視点で森林について考えられるようになりました。

RIMG1897.JPG

最初に紹介したのは、海岸近くの松原についてでした。

RIMG1899.JPG

津波の影響で松原自体は壊滅的なダメージをうけました。
テレビではみることのない無残な写真がスライドになっていました。

RIMG1900.JPG


しかし津波災害について視野を拡げると、
松原は大活躍していたのです。

海岸林は津波の流れを(ある程度)せき止め、
到達時間を遅らせて、津波の破壊力を減少させました。
漂流物を捉える役目も果たし、二次的な被害も食い止める効果があったのです。

これらのことを指して、「減災」という言葉を使っていました。
海岸林には、減災という役目があると確かめられたというのです。
これこそが海岸林を保護していく一つの意義と太田先生はおっしゃっていました。

RIMG1901.JPG

ここからは森林の歴史を振り返りました。
日本の山々はハゲ山だった、とはいささかショッキングです。

RIMG1903.JPG

RIMG1904.JPG

先生いわく、近代は植林によってハゲ山は無くなった。
林野庁のデータでも、森林面積は増加している。とのこと

RIMG1906.JPG

森林面積の減少が問題でないとすると、
結局太田先生は何が問題だと指摘したのでしょうか。
それは
1.里山の森林が使われないため、人が立ち入ることが困難→荒れている
2.かつて人が入らなかった森に観光などで人が立ち入ることで荒れている
という2点でした。

14:00 パネルディスカッション3 「小田原の森の再生と暮らし」
コーディネータ 太田猛彦
パネリスト 神山洋介 辻村百樹 近藤増男 永井壯茂 田中 克 杉山精一

RIMG1909.JPG

最後のパネルディスカッションでは
小田原の森をどうしていくか、何が行われているか
話しあわれました。

太田先生は、森林の活用を熱心に説かれていました。
森は地上の資源であり、
人々が石油という地下資源をたくさん使うようになったため使われなくなった。
使われないと放置され、荒れてしまうということを指摘しています。

RIMG1912.JPG

そしてこちらは森に紐をはわせて
アスレチックのように遊べるようにしている取り組み。

RIMG1914.JPG

またこちらは間伐材を割り箸に使っている取り組みです。
ほかにも一夜城に木材中心でトイレをつくったり、
とにかく人の目に触れる場所で木材利用を促進しているようでした。

RIMG1915.JPG

そしてこちらは間伐材を板に使ったかまぼこです。
かまぼこは魚のすり身からできていますから、
「森と海」をつなぐ象徴みたいですね、と加藤市長もおっしゃっていました。

RIMG1916.JPG


さいごにもう一つ...サプライズ宣言

パネルディスカッションが拍手のうちに終了し、
閉会の言葉かな、、と思っていたら
サプライズ宣言があるとのことで市長が前に立ちました。

RIMG1918.JPG

市長はゆっくりと無尽蔵プロジェクトの軌跡について
振り返りました。
プロジェクトの名前の由来が
二宮尊徳の「徳は無尽蔵にあり」であること、
2年間でさまざまな成果を出してきたこと。。

RIMG1920.JPG

そして、これまでの成果をより大きくし、
スピードを上げるためにサポートの仕組みをつくるという宣言でした。
中間プラットフォーム型のNPOをつくり、
さまざまな支援を行うとのこと。

RIMG1923.JPG

これには大きな拍手があがっていました。
たくさんのNPOの方々が会場に集まっていましたが
彼らの待ち望むような仕組みだったのかもしれませんね。

最後は壇上に無尽蔵プロジェクトのメンバーがあがり、
会場中から拍手を受けていました。

RIMG1924.JPG

これで本編のレポートはおしまいです。
番外編に続きます。
その1その2はこちら。)

おだわら環境志民フォーラム公式サイトはこちら
USTREAMの中継はこちらのチャンネルから