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【ニュース】実はグローバル派?! 「コイ」の国際進出のひみつ

2011.07.29 20:31 by 管理人

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公園の池をのぞくと、口をぱくぱくさせながら泳ぐコイを見ることができます。

身近な存在である彼らですが、実は世界中の川や湖に、コイなどが所属する淡水魚の骨鰾類(こっぴょうるい) が8000種類以上棲み、魚類全体の約3割を占めています。
しかし、海を渡ることができない淡水魚が、どのようにして世界の大陸に広く分布するようになったのか、これまで謎とされてきました。
現在ある骨鰾類は、コイ目、カラシン目(テトラと称される熱帯魚など)、ナマズ目、デンキウナギ目の4グループ。
東京大学大気海洋研究所と千葉県立博物館の研究グループは、
骨鰾類66種を含む110種の魚類が持つミトコンドリアの遺伝子解析を行い、系統樹を作ることに成功しました。
その結果、約8000種近くいる骨鰾類が、単一の祖先種から進化してきたことが分かったのです。
祖先が同じなのに、どうして全世界の淡水域に分布することができたのでしょうか。
実は、大陸の移動と関係があったのです。
約2億5000年前、地球上には巨大な大陸がただひとつありました。
淡水域はほとんどなく、海水魚が主に生息していたのではないかと推測されています。
そして、2億年前後の三畳紀とジュラ紀から白亜紀にかけて起こった大陸の分裂により、
大陸の内側へと淡水域が拡大していきました。
すると、新たな生息域を求めて骨鰾類の祖先である海水魚は、
海水から淡水へと進出していったと考えられています。
また、気候の温暖化で水温などの環境も多様化し、
8000種にものぼるさまざな種類を産むことになったと言われています。

大陸の分裂とともに、コイは次第に現在の姿に進化してきたのですね。
ジュラ紀の恐竜が歩き回る森の水辺で、彼らの先祖は優雅に泳いでいたのかもしれません。
いつもの帰り道、彼らが棲む池や小川をのぞいてみませんか。


参考文献 東京大学大気海洋研究所HP