someoneおさかなサイエンス
カタクチイワシの愛情弁当
2011.12.08 11:16 by 管理人
お味噌汁のだしに使われるにぼしや,釜かまあ揚げされた小さくて白いしらす。これらはカタクチイワシを加工したものです。日本沿岸の表層域に大き な群れで生息するカタクチイワシのメスは,春から秋にかけてひたすら卵を産みます。しかし,長期間にわたり海水温が約10 ~ 28℃と大きく変動するため,稚魚のエサとなるプランクトンが増減しやすく,稚魚の生存率に影響が出ます。 そこで,母魚が用意 するのが,卵黄という「栄養たっぷりのお弁当」です。低水温ではプランクトンが増殖しにく
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アツい魚、マグロがもつ奇妙な構造
2011.09.08 18:17 by 管理人
獲れたてのクロマグロに体温計を挿すと,実は30℃近くもあることを知っているでしょうか。生物は代たい謝しゃ活動を行う際,熱を生み出します。哺乳類や鳥類は,体表を毛で覆おおうことで熱を保ちますが,魚類の多くは熱を放出して,周りの低い水温とほぼ同じ体温になります。 マグロが高い体温を維持できる秘密は,血管構造にありました。魚類には血ち合あい筋きんと呼ばれる持久力に優れた筋肉があり,焼き魚の切り身についている皮のすぐ下に位置する薄茶色い部分がそれにあたります。マグロの血
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はばたけ!マンボウ
2011.06.25 11:12 by 管理人
丸く平べったいからだに,上下に突き出た異様に大きな2 枚のひれを持つマンボウ。成魚になると体長は2 m,重さは2 t を超える巨大な魚です。海中をのんびりと漂ただよっているように思われがちですが,水族館の水槽や海面から飛び出すほど,そのひれには,海をはばたく大きなパワーがかくされているのです。多くの魚は,からだの上と下にある背びれと尻びれで舵かじを取り,後ろについた尾びれを左右に振ることでできる力「揚ようりょく力」で前に進みます。しかし,マンボウには尾びれがあ
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大人の階段のぼるヒラメの目
2011.06.24 11:24 by 管理人
海底の砂地で,ぎょろっと光るふたつの目。顔の左側に両目が寄っていることで有名なヒラメですが,じつは,生まれたときは他の魚と同様にからだの左右に目がついているのを知っていますか。稚魚へと成長する変態期になると,ヒラメの右目は徐々に移動し始め,鼻の上を通り越して左目と並ぶようになるのです。このとき,頭の中では意外なことが起 こっていました。まず,頭蓋骨の中でも右目を支える軟骨が,しだいに消えていきます。その様子は,まるで右目のために道を開け るかのよう。同時に,中
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大きな「耳」を持つ シログチの成長日記
2011.06.24 11:18 by 管理人
▲ シログチの頭部と耳石の位置。 白銀色にきらきら輝くうろこをからだにまとい,えらのフタ部分に黒いまだら模様を持つシログチ。頭蓋骨の近くには,左右一対の貝がらのようなかたちをした「耳石」と呼ばれるかたまりが あります。その姿がまるで石を抱えているように 見えることから,「イシモチ」とも呼ばれています。 耳石は,魚が泳ぐときの平衡感覚を保つと同時に 聴覚の役目を果たしており,私たち人間でいえば,「耳」に相当します。その大きさは直径 1 cm
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